「やちむんの里」に行くならここがおすすめ!

はじめに

沖縄旅行で「やちむんの里」に行こうと思っている方に向けて、おすすめのショップ・工房をご紹介します!

行く際の注意点や「やちむんの里」付近のおすすめショップも紹介していますので参考になれば幸いです!

「やちむんの里」とは?

読谷村の観光協会の説明によりますと、

やちむんの里はそれぞれ”独立して営業”している19の工房が集まる地域のことを言います。
そのため営業時間・定休日は各工房によって異なります。

https://www.yomitan-kankou.jp/tourist/watch/1611319504/

歴史的にはもともと那覇の壺屋地区でやちむんが焼かれていましたが、窯で焼くときの煙などの公害が問題となったため、陶工たちが移り住んだことから「やちむんの里」ができたそうです。あの人間国宝である金城次郎氏もその一人です。

各工房の位置はこちら↓からご覧になれます。

「やちむんの里」自体も緑豊かでとても素敵な場所。歩いているだけで気持ち良いです!(暑いけど)

おすすめのお店・ギャラリー

北窯共同売店

一番はやっぱり「北窯共同売店」です。「やちむんの里」の奥の方にあります。

「やちむんの里」内でも屈指の物量であり、「やちむんの里」人気を牽引する存在とも言われます。

そもそも北窯とは何か?という話ですが、

宮城正享・與那原正守・松田米司・松田共司の4窯元の共同窯として1992年に開窯し、昔ながらのやり方で13連房の巨大な登り窯を年5回焚いています。

http://www.mingei-okumura.com/fs/mingei/c/kitagama

つまりこの売店は北窯の4窯元の商品を取り扱うお店だということです。

それだけに、伝統的な器もあればターコイズブルーなど自由なスタイルのやちむんもあるなど、様々な器を選べます。店内の品数もやちむんの里で一番多いと思います。

北窯の作品は非常に人気で東京にも北窯の商品を扱う「58works」がありますし、BEAMSのfennicaでも北窯の商品を多数取り扱っています。「東京で買えばいいじゃん」って思われるかもしれませんが、やはり現地に行ってお買い物する時間は格別です。(一応、現地で買ったほうが何割かは安いです)

午後1~2時がお昼休みです。気をつけましょう。

我々も北窯の売店でお買い物をしました↓

北窯の本も2022年に出版されまして、人気のほどが伺えます(アフィリエイトリンク貼っときます)↓

Clay Coffee & Gallery

「Clay Coffee & Gallery」は北窯の松田共司氏のギャラリーを併設したおしゃれカフェ。「北窯共同売店」よりも自由な作風の器が多いですね。こちらも休憩がてら是非訪れたい。ランチもあります。

横田屋窯

2つ目のおすすめは「横田屋窯」(ゆくたやがま)。昔ながらのやちむんらしい表情豊かな作品が多いですね。

知花實氏は大嶺寶清窯で修行後、独立。現在は息子さんも働かれているようです。

「やちむんの里」の奥のさらに奥、といった場所にあります。頑張って見つけましょう。

ギャラリー山田(山田真萬)

https://www.oki-islandguide.com/wp-content/uploads/2014/01/shinman_yamada_1.jpg

読谷村焼共同窯を使うひとり。ダイナミックでアバンギャルド。強い色彩を使うことも。海外でも評価が高いです。

こちらもビームスのフェニカで取り扱いがあります。

北窯の宮城正享氏もこちらで修行しました。

自宅兼用のため不定休です。12:00-13:00お昼休み。

読谷山焼 大嶺工房(ギャラリー囍屋)

大嶺實清氏およびその子息(由人、音也、亜人)の作品を扱うギャラリーです。

なんでも「お寺や神社のような清らかな雰囲気」だそうで、行ってみたいですね。

北窯の松田米司・松田共司もこちらで修行したとのこと。

不定休でオープン時間も不定。

読谷山焼共同直売店

読谷山共同窯を使用する4つの窯元(大嶺實清さん・山田真萬さん・玉元輝政さん・金城明光さん)の作品を扱う売店。

ただし、店の広さの割に品の数が少なく、やや寂れた雰囲気に感じましたので大嶺氏や山田氏の作品を買う場合は上記のギャラリーに行ったほうが良いかもしれません。

ギャラリーうつわ家 常秀工房

「やちむんの里」初期から作陶を行う島袋常秀氏とそのお弟子さんのギャラリー兼ショップです。比較的ポップな作品が多い印象を受けました。

陶芸工房ふじ

藤岡香奈子氏のショップです。藤岡さんは人間国宝・金城次郎氏の孫だそうです。

金城次郎といえば魚紋なわけですが、「陶芸工房ふじ」でも魚やクジラやエビなど様々な紋が見られます。

赤を入れて可愛らしいのも特徴(個人的には焼き物の表情としては北窯のほうが好きですが)。

ちなみに「やちむんの里」には金城次郎氏の親族が他にもおり、「広工房」「吉彦工房」「陶芸城」がその例です。

魚紋が気になる方は見てみても良いかもしれません。

登り窯をチェック!

やちむんの里に来たなら、せっかくなので登り窯を見ましょう!迫力満点ですよ。

見やすいのは読谷山共同窯です。

他にも北窯や金城次郎氏の共同窯もあるはずですが、どこにあるか情報が出てきませんでした。

アクセス

車で行く場合

那覇からバスで45分ほどで到着です。

公共交通機関で行く場合

那覇バスターミナルからバスで1時間10分ほど乗車。ちなみに乗り継ぎは無いのでそれほど大変ではありません。乗車賃は1000円。

「親志入り口」で下車し、10分ほど歩きます。「親志入り口」からやちむんの里まではただの住宅街です。拾えるならタクシーで行ってもよいでしょう。

のどかな場所でコンビニなどは無いので飲み物は持参しましょう。

注意すること

不定休に注意!

不定休のお店がたくさんあります。「北窯共同売店」もそうです。しかも電話がつながらないことが多い(北窯売店に何度か電話したけど一度も出なかった)ので事前に確認するのも難しいかも・・・。私の場合は読谷村の観光協会に電話に問い合わせもしましたが、「休業の連絡は来ていないので、やっているのではないか…」といった回答でした。ネットの口コミを見ていても行ってみたら休みだったとの声多し。

万が一に備えて、周辺にあるお店(記事の最後に少し書いています)に行くなどバックアッププランを用意したほうが無難かもしれません。

お昼休みに注意!

多くの店は店員さんひとりで営業。故に1時間ほどお昼休みがあることも。実際私もお昼休みで見られなかったショップがありました。ネット情報があまり無いのでお昼休みに当たってしまったら、カフェでお茶するなど柔軟に対応しましょう。

暑さに注意!

車で来ても入り口で駐車してから歩いていくことになるので、暑い時期は辛いと思います。

やちむんの里内には自販機が少しあるだけですので、飲み物もしっかり持参するようにしましょう。

クレジットカード不可に注意!

現金のみのお店が非常に多いです。少し多めに現金を持参しましょう。

近隣の工房・ショップにも注目!

よみたん社協共同販売センター

「やちむんの里」から来るまで5分程度。「よみたん社協共同販売センター」は読谷村の多くの工房のやちむんを取り扱うショップです。「読谷村総合福祉センター」内にあるそうです。

恐らくそこまで広くは無いかと思いますが、一度に40弱の工房の作品を見られるのは魅力だと思います。北窯など「やちむんの里」の窯元も取り扱いがあります。

公式ページはこちら

tou cafe and gallery

「やちむんの里」から車で10分程度。「tou cafe and gallery」は北窯・松田米司氏のギャラリー兼カフェです。松田米司氏の作品を中心に販売しています。長男の松田健悟氏の作品もあるそうですよ。

北窯の作品が気に入ったら、訪れてみるのも良さそうですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました