インテリア雑誌に載るようなグッドデザインのカトラリーといえば、クチポールや柳宗理、そしてカイボイスンが挙げられると思います。
たとえばスコープでも扱われていますし、カトラリーの名作として扱われているようです。
私もカイボイスンは知っていましたが、価格もあって手が出ず。しかしこのたび楽天お買い物マラソンに紛れて買ってみたのでレビューしていきたいと思います。
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カイ・ボイスンシリーズのスプーン
食事に使うスプーンはディナースプーンとデザートスプーンの二種あり、日本の標準的なデザートスプーン(約18cm)と比べると前者はやや大きく(約20cm)、後者はやや小さい(約17cm)です。
どちらを選ぶか迷うわけですが、今回私はディナースプーンを選びました。
「デザートスプーンが短く感じる」との声がネットにあったので不安で。
カイボイスンって誰?
英語版Wikiによると、カイ・ボイスンはデンマークのデザイナーです。1886年生まれ。
カトラリーは1938年にデザインされたものだそうです。
有名なのはサルのおもちゃなど。
来歴やデザインしたプロダクトについてはこちら↓のサイトに詳しいです。
デザイン
デザインは非常にシンプルですね。ハンドルは先端に向かって細くなります。側面から見てもまっすぐです。
皿部分は深くて、先端が比較的鋭角になっています。
私はミラー仕上げを選びましたが、どちらかというとサテン仕上げを選ぶ人が多いようです。
このロゴはいい感じですね。
そういえば、似た形のスプーンを持っていたことを思い出しました。
ジャスパー・モリソンじゃない方の無印良品のスプーンです。皿部分の深さや先端の細さ、持ち手の角度が似ていると感じますね。もしかしてカイボイスンがデザインソース?
価格
1760円と割と高額です。こちらのお店で購入しました↓
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ラッキーウッドだと1000円前後なので、割高に感じます。
ちなみに本国デンマークでは26ユーロで売られており、日本で買ったほうが安いです。
そう、本製品はMade in Japan、大泉物産が作っています。
大泉物産は世界総製造元として、世界で唯一、カイ・ボイスンのカトラリーを製造できる権利を有しております。
https://kay-bojesen.jp/shop/shop-75
使用感
使用感ですが、うーんそこまでかも。
まずハンドル部分ですがちょっと薄めかも。平たい板といった感じで持ちやすさはほどほどです。
次に皿部分ですが、先端が細くなっている都合上斜めからは食べづらいです。人間はスプーンを使うとき無意識に斜めから食べているらしいのですが、このスプーンはそれがやりにくいです。で、口当たりも特筆すべきものは無いかなあ。むしろ深いから少し食べにくいかなと思います。私が深めのスプーンが苦手なだけかもしれません。(一般的には評判の良いカトラリーですので・・・)
一応デザインの意図はなんだろうと思って、本国のサイトをあたってみました。↓は翻訳したものです。
優しい楕円形のボウルは、深さがあるので、一すくいで料理のすべての要素が美味しく入ります。リンゴのトライフルやクランブルもディナースプーンによく合います。堅牢なフォルムは一見無名に見えますが、よく見るとディテールに富んでいます。その最たるものが、スプーンのボウルに施されたディテールです。スプーンと口が接する部分のエッジを丸くするのではなく、エッジを平らにしている。これによって、液だれを防いでいるのです。このように、フォルムと機能を両立させることに成功したのです。
https://kaybojesen.com/shop/grand-prix-cutlery/matt-steel/dinner-spoon-matt-steel/
だそうです。やっぱりちょっと深めですよね。
おわりに
ということでカイボイスンのカトラリーをレビューしました。
個人的にはラッキーウッドの1000円くらいのやつのほうが良いなと思いますね。
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おすすめのラッキーウッドのカトラリーはこちらです↓
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