ラッキーウッドのラインナップを一挙にまとめてみた!

ネットで調べてもラッキーウッドのシリーズの概要がよくわからない!ってことでこのページにまとめてみることにしました。

別記事で大泉物産のカトラリーについてもまとめています。

ステンレスカトラリーの価格比較

デザートスプーンの価格をシリーズごとにまとめてみました。700~1600円くらいの広いレンジで商品が展開されていますね。Amazonや楽天だともう少し安いこともあるのでおすすめです。

ちなみに洋白銀器もありましてそちらはさらに高価になります。

さて、それでは各シリーズを発売年代順に見ていきましょう。

ロッキンガム(1955年発売)

格調高く、荘重なクラシックデザインはフォーマルな食卓にセットされたとき一段と豪華な輝きを放ちます。

彫刻は古代ギリシャ神殿の円柱をモチーフにしているそう。

  • 発売:1955年
  • 材質:洋白銀器
  • デザートスプーンの価格:3630円

現行のラインに残る最古の商品です。

また、デザインも独特だと思います。

ステンレスバージョンもありまして、

  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1210円

現行のラインに残る最古の商品です。

デラックス(1959年発売)

徹底した機能性の追求から生まれたデザイン。

どことなく、ミッドセンチュリーモダンの香りを感じます。

ハンドルはサテン仕上げ。

ちなみに洋食器で初めてグッドデザイン賞を受賞したそうです。

ロングライフデザイン賞も受賞。

  • 発売:1959年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:770円

お求めやすいので一本ほしいです。

Amazonリンクはこちら

パリ(1966年発売)

19世紀末アールヌーボー様式の優美さをそのまま再現したフランスタイプの洋白銀器。

とのことでクラシックなデザインの本格的なカトラリーです。

  • 発売:1966年
  • 材質:洋白銀器
  • デザートスプーンの価格:6490円

まあ、洋白銀器なので非常にお高いですね。

ちなみに純銀の「パリ」もあります。(ただしティースプーンなど3種)

Amazonリンクはこちら

ロマンス(1967年発売)

小さな模様で縁取りされた繊細な感覚のデザイン。

装飾には柄が細く見える効果もありそう。グッドデザイン賞受賞。

  • 発売:1967年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1100円

今見るとやや装飾が古臭く見えるかなあ。

Amazonリンクはこちら

バルセロナ(1970年発売)

伝統的なヨーロッパスタイルをイメージした花柄のカトラリーです。匠の技を結集して加工された模様は、ディテールまで精巧に作られています。

ラッキーウッドの中で最もゴージャスなデザイン。実家にもこういうのあった。

イメージは「ベルサイユのばら」でしょうか(笑)

  • 発売:1970年
  • 材質:18-8ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1540円

装飾のためお値段は高いですが、意外と「18-8ステンレス」なんですね。

Amazonリンクはこちら

オルリアン(1971年発売)

薔薇をモチーフにした模様をさりげなく軽やかにあしらうことで伝統的な西欧銀器のような気品を残しつつ、上品で愛らしいデザインに仕上りました。

バルセロナの装飾を軽めにした感じ。

  • 発売:1971年
  • 材質:18-8ステンレス
  • デザートスプーンの価格:935円

装飾を省いたためか、かなり安い。こちらも材質は「18-8ステンレス」。

リビエラ(1973年)

古典的で且つシンプルデザインのシリーズは、最も複雑な生産技術を駆使して作られています。

ハンドルの中程を厚くして持ちやすくしているそうです。難しそう。

デザインはかなりシンプル寄りの製品です。

  • 発売:1973年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1430円

ステンレスの中ではかなり高価格帯のカトラリーです。

Amazonリンクはこちら

シドニー(1974年発売)

「日本の伝統的な扇のカットラインをイメージさせる」と世界に紹介された優美なパターンです。

(中略)

重厚感のある豪華な純銀カトラリーです。

そう、こちらの商品はシルバープレートではなく純銀(シルバー950)です。

  • 発売:1974年
  • 材質:純銀950
  • デザートスプーンの価格:49,500円

一本5万円のカトラリーとは凄まじい・・・。

Amazonだと1万円くらいお求めやすいです。(笑)

スカンジナビア(1975年発売)

日常使用する食器として使いやすい機能性を持ち、サイズや重さも日本人の手にぴったりです。

直線的でシンプル、モダンといったデザイン。

  • 発売:1975年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:715円

お値段がお安いですねえ。

個人的にはデザインが少し物足りないかなあ。

Amazonリンクはこちら

シルバーレイク(1985年発売)

日本に銀食器の文化が根付くことを夢見て洋食器の名門ラッキーウッドが1985年に70周年記念として夜に送り出した魅力あるデザインです。

文面からはより家庭で取り入れやすくしたとの狙いが汲み取れますね。デザインもクセがなくシンプルめ。

  • 発売:1985年
  • 材質:洋白銀器/7.6ミクロン
  • デザートスプーンの価格:3,080円

銀のメッキが薄いためか、装飾が少ないためか洋白銀器としてはお値段が抑えめになっています。

なお、ステンレスバージョンもありまして、

  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1320円

です。

チロル(1987年発売)

シャープな形の中にステンレスの素材美を生かした現代感覚あふれるカトラリーです。

「スカンジナビア」のような直線的なデザイン。こちらのほうが重厚感を感じます。

  • 発売:1987年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1540円

これはステンレス製カトラリーの中でトップクラスに高いですね。

見た目にはわからないけど、意外と手が込んでいるのでしょうか。

Amazonリンクはこちら

ロムネー(1988年発売)

本格的な洋白銀器の完成をめざしたラッキーウッドの自信作。ヨーロッパ伝統の良さに繊細な日本人の完成を生かしたエレガントなデザイン。

  • 発売:1988年
  • 材質:洋白銀器/20ミクロン
  • デザートスプーンの価格:4180円

シンプルで洗練されたフォルムですね。好みです。

Amazonだと2000円くらいで買えます。

バレンシア(1990年発売)

フォーマルな感覚にエレガントな上品さが加わり、バランスのとれた親しみやすいデザインです。

よりシンプルなデザイン。

  • 発売:1990年
  • 材質:洋白銀器/3.8ミクロン
  • デザートスプーンの価格:2,970円

プレコ(1991年発売)

洗練されたスリムラインがシンプルかつスタイリッシュなカトラリーです。

シンプル、モダンといったデザイン。グッドデザイン賞受賞。

  • 発売:1991年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:880円

Amazonリンクはこちら

ティアラ(1992年発売)

伝統的なスタイルの中に究極のエレガンスを追求したアウトラインです。

ここから「ヨーロッパ伝統のスタイル」が続きます。

最初のこちらはシンプルな中にティアラの装飾がアクセントになったシリーズ。

  • 発売:1992年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1320円

後に出てくる「カンバーランド」や「フレンチアクセント」よりも価格が高いので作りが良いのかもしれません。

エステート(1993年発売)

好評のNo.27700<シルバーレイク>をベースにして、伝統的な唐草紋様をあしらったルイ15世ロココ様式のデザインです。

個性的なデザイン。これはこれで粋かも。

  • 発売:1993年
  • 材質:洋白銀器/3.8ミクロン
  • デザートスプーンの価格:2750円

Amazonリンクはこちら

エメラルド(1993年)

眩い輝きの宝石をイメージしたカトラリーです。

あまり通常ラインにはカウントされていない雰囲気ですが、カタログにはのっていました。

金の装飾がうーん。ダサいかもしれない。

  • 発売:1993年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:660円

個売されている中では一番安いですね。

Amazonリンクはこちら

カンバーランド(1994年)

伝統的なスタイルの中に究極のエレガンスを追求したアウトラインです。シンプルなデザインですが、手にとったときのバランスの良さや滑らかな仕上は一級品の名に恥じません。

シンプルなヨーロッパスタイル。カトラリーデザインのひとつの完成形です。

個人的にすごく美しいし、好きです。

  • 発売:1994年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:990円

Amazonリンクはこちら

フレンチアクセント(1994年)

繊細なパール模様で縁取られた優美なデザインです。

(中略)

最良の日のテーブルにふさわしい逸品です。

カンバーランドにパールのアクセント。

ちょっと洋風が強すぎて我が家だと使いにくいですが、お好きな方も多いのではないでしょうか?

  • 発売:1994年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:990円

意外と価格は抑えられていますね。

Amazonリンクはこちら

ニンバス(1995年)

カレースプーンは使いやすい角度がついていて、しかもバランス良く設計されています。パスタフォークはからませたり、すくったりしやすいように刃先の形や曲がり方に工夫がしてあります。

というようにカレースプーンとパスターフォークを推しているシリーズですが、ブイヨンスプーンやヨーグルトスプーンもあるみたいです。

カタログだとカレースプーンは個売りされていませんが、ネットで探すとありました。

カレースプーンは左右非対称な形状になっており、YAMACOのカレー賢人を彷彿とさせます。(反面、左利きの人には使えませんが)

  • 発売:1995年
  • 材質:18-8ステンレス
  • カレースプーンの価格:550円

価格だけで言えば、最も安いですね。おそらくハンドル部分がやや薄く、若干チープな作りになっていると思われます。

Amazon・楽天などを見ると個売されていますので探してみるのも良いのではないでしょうか

マリール(1997年)

ラッキーウッドがブランド設立50周年記念として世に送りだしたカトラリー。品質のラッキーウッドが技術の粋を集めて作り上げました。

謳い文句がすごいですねえ。自信作であることが伺えます。

我が家でも所有しており、最もよく手に取るお気に入りのカトラリーです。すごく使い心地が良い。

  • 発売:1997年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1056円

後に紹介するミルトアなどと比べると、意外と価格は抑えられていますね。

Amazonリンクはこちら

アミ(1997年)

デザイナー山中阿美子氏のデザインによる日本人の食生活にふさわしいシンプルで美しいカトラリーです。

このシリーズはちょっと特殊で、サイズがS、M、Lの3つのサイズに集約されています。

Lサイズがデザートスプーンやデザートフォークに対応。

外部のデザイナーを招集したところも異色ですね。

さらにこちらの商品はサテン仕上げで、基本ミラー仕上げのラッキーウッドでは異色。

グッドデザイン賞受賞です。

  • 発売:1997年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1650円

うーん、ステンレスシリーズの中で一番高いです。

なぜここまで高いのかわかりません。

Amazonリンクはこちら

ベニス(2003年)

箸と一緒にセットにしても違和感のないジャパンスタイルデザイン。

直線的でエッジの美しいハンドル部分が特徴的ですね。ちょっと他にないデザインで欲しくなります。

  • 発売:2003年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1210円

価格は「ミルトア」と同じ。

テーブルコンフォート(2003年)

木の優しさと金属のシャープ感を組み合わせた個性的なカトラリーです。

強化木を使用しているそうですが、食洗機は使えないようです。

  • 発売:2003年
  • 材質:18-10ステンレス(金属部)、強化木(柄部)
  • デザートスプーンの価格:2640円

価格が高くなるのは仕方がないですね。

ヴェルーテ(2007年)

食空間の変化や料理の進化に合う、新しい機能と用途を持ち合わせたカトラリーシリーズ。機能性とデザインの融合により生み出された新しい形、スプーン各種のヘッド(皿)には料理の余韻を最後まで楽しめる「なめらか」な形状を採用しました。

我が家もひとつ持っています。

特にスプーンの先端の「かえし」の部分は独特で、ラッキーウッドの製品でもこちらのみの採用です。

モダンでエレガントなデザインと言えるでしょう。

  • 発売:2007年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1320円

ややお高めです。

レビューについては過去記事にありますのでご覧ください。

ミルトア(2009年)

シャープでスタイリッシュなデザインでありながらもモダンな表情を合わせ持つカトラリーシリーズ。

某クチポールを彷彿とさせるようなスタイリッシュなシリーズ。

グッドデザイン賞受賞。

国内の人気も高いのではないでしょうか。

我が家でも所有しており、意外と使いやすいと感じています。

  • 発売:2009年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1210円

比較的高価な部類に入ります。

メテオラ(2009年)

シャープでスタイリッシュなデザインでありながらも、エレガントな表情を合わせ持つカトラリーシリーズ。

「ミルトア」のハンドルを裏表逆にしたようなデザイン。こちらもグッドデザイン賞受賞です。

ネット上では「メテオラ」のほうが持ちやすいという声がありましたが、やはり見た目は「ミルトア」のほうが良いですよね。

  • 発売:2009年
  • 材質:18-10ステンレス
  • デザートスプーンの価格:1210円

価格は「ミルトア」と同様高価な部類に入ります。

レイリア(2012年)

優美な曲線と側面の曲がりが特徴のカトラリーシリーズです。

「メテオラ」のように表側が凹んだデザイン。

  • 発売:2012年
  • 材質:18-8ステンレス
  • デザートスプーンの価格:715円

スカンジナビアと同様最安のラインです。

素材も18-8ステンレスでお求めやすさを重視して作っているのでしょう。

デイトン(2017年)

太く直線的なフォルムながらも、角は丸みを帯び優しい印象も与えています。

クセのない本当にシンプルなデザイン。

所謂「ライラック」のような現代的なカトラリーのスタンダードとも言えそうなデザインですね。

  • 発売:2017年
  • 材質:18-8ステンレス
  • デザートスプーンの価格:770円

かなりお求めやすい部類ですね。

仕上げの感じも良さそうなので、個人的にも欲しいし、ちょっと良いカトラリーがほしいけど予算が・・・って人には良いのではないでしょうか。

ステンレスカトラリーの価格比較

以上まとめますと、このようになります。

カレースプーンのニンバスは除きました。

個人的には1000円前後以上のものを選ぶと使い心地が良いのではと感じています。

終わりに

いやーこの記事書いていて疲れましたが楽しかったです。皆様の参考になれば幸いです。

別記事で大泉物産のカトラリーについてもまとめています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました