岐阜・飛騨古川の料亭旅館「八ツ三館」宿泊記

2021年10月に、飛騨古川・高山へ旅行に行きました。
飛騨古川では、知る人ぞ知る老舗旅館「八ツ三館(やつさんかん)」に宿泊。
館内の探索を控えめにしたため、共用スペースの写真は少ないのですが、お部屋紹介などを中心に、八ツ三館での宿泊を振り返ってみたいと思います。

まずはチェックイン

長い歴史を感じる玄関!川に面した場所にあります。

チェックインの際は、フロントのそばのお部屋に案内してくださいます。色んな部屋があるようですが、我々が案内されたのはこんな感じのお部屋でした。
羊羹と抹茶をいただきながら少しのんびり。
外は肌寒かったけど、ほんのり暖かくて落ち着きました。

「飛騨市観光促進クーポン」を貰ったぞ

前情報は全くなかったのですが、「飛騨市観光促進クーポン」なるものをいただきました。飛騨市独自のクーポンで、宿泊代に応じて額面が変わるみたい。
お食事や体験、お土産などに使えます。
今回は、3000円×2人分で合計6000円分いただきました!
どうやら、財源が無くならなければ2022年2月上旬まで配布されるようです。
詳しくは飛騨宿手帳さんをご覧ください。飛騨市内のどこで使えるか?など色々書いてあります。

ちなみに、八ツ三館ではお土産処でのみ使えました。食事時の飲み物代としても使えたらより嬉しかったのだけど…!

お部屋紹介

今回宿泊したのは、3階の「卯月」というお部屋でした。
部屋の様子を、写真とあわせてどうぞ!

お部屋全体はほどよい広さ!

お部屋はこんな感じ。ほどよい広さです。窓から川が見えるのがまた良いですね(あいにくのお天気でしたが。。)

なんか部屋中いい香りがするなあと思ったら、お茶っ葉が熱されていました。
お茶のいい香りが部屋中に広がって最高。
とても落ち着く香りで、家でも真似してみたいくらいでした。

電気ポットは窓のそばにありました。隣にはつめたい氷水も。

冷蔵庫はかなり奥の方にありました。要冷蔵のお土産を冷やしたかったので助かった。

入り口のそばに、囲炉裏もあります。
希望すれば火を入れてくださるそうですが、あまりお勧めはしないというようなことをお聞きしたような。
暖かそうだけど、付けたら付けたで部屋中燻されそうな予感。

お手洗いとお風呂は…

お手洗いは、空間はなかなか年季が入っている印象を受けたものの、トイレそのものは新しくて綺麗でしたよー。自動開閉機能付きのものでした。

部屋のお風呂は、ご覧のとおりかなり小さめでした。
しかし温泉があるため、部屋のお風呂に入る可能性はほぼないので関係ないですね。

アメニティも必要なものは揃ってます

洗面所のアメニティですが、化粧水、乳液はポーラの大きめのものがドン!と置いてありました。ハンド&フェイスソープもあります。その他に、ヘアブラシ、コットン、カミソリ、歯ブラシ。

ドライヤーも部屋にありましたが、かなり風量が弱く、なかなか髪が乾かなかったです。貸切風呂の洗面所のドライヤーで乾かせば良かったかも。

浴衣は、通常のものの他に、巻きスカート+トップスというセパレートタイプのものもありました。
試しにセパレートのものを着てみましたが、着るのはやや面倒ながら帯をしなくてよい(多分…)のが少し楽だったかも。

クローゼットにはリセッシュとお裁縫箱もありました。

加湿ができる空気清浄機もある

加湿も可能な空気清浄がありました。
なぜか旅館やホテルの部屋って乾燥しがちなので、これはありがたい。
ただ、残念ながら加湿運転しても若干鼻の中が痛いくらい乾燥してました。まあそういう季節だし仕方ないですね。

お待ちかねの夕食!

街を散策して戻ってきたら、いよいよお待ちかねの夕食です!
夕食は、1階の個室でいただきます。
子持ち鮎というものを生まれて初めて食べましたが美味しいですね。みなさん、私のように食わず嫌いするのはやめましょうね。
献立など詳しい内容は、夫が記事にしましたのでそちらをどうぞ!

食事の終盤では女将さんとお話ししたり、写真を1枚撮影していただく機会がありました。
写真っていつもお願いしそびれてしまうので、これは嬉しいサービスでした。
女将さんの穏やかかつどことなく親しみやすいお人柄も、好印象でした。

温泉は「せせらぎ」と「おしどり」

館内の温泉は、「せせらぎの湯」(内湯と露天風呂)と貸切風呂「おしどりの湯」があります。
貸切風呂付きのプランだったので、夕食後に貸切風呂に入りました。
貸切風呂は想像していたよりも広くて、ゆっくりできました。
それで満足してしまい&なぜか疲れていて、私は通常の露天風呂には足を運びませんでした。。夫いわく、そちらはそちらで気持ちよかったみたいです。

そのほかの館内施設もざっとご紹介

館内にはほかにも色んな楽しみがありますよ!
コロナ禍(&まさかの旅館で出不精を発揮)のため私はあまり散策しませんでしたが、公式サイトから写真をお借りしながらご紹介します。

  • お土産処「ギャラリー蔵」

お土産処はフロントのそばにあったので拝見しました。
定番のさるぼぼを始めとした雑貨や、お菓子、ご飯のお供まで色々あります。「飛騨市観光促進クーポン」使用可能。
我々は、物産館と朝市に賭けてこちらではお土産を購入しませんでしたが、振り返ってみるとかなり品揃えが充実していたような…??
ここでクーポンを使い切っても良かったかもしれません。

  • ミニライブラリー「花の間」

出典:八ツ三館 公式サイト

ちょっとしたライブラリーです。
夫がお風呂上りに見に行ったところ、雑誌(Discover Japanやら婦人画報やら)や、なにやか古めかしい本など色々あったようです。
薪ストーブはついていなかったそうですが、ついていたらとても寛げそうな空間ですね!

  • リラクゼーションルーム

出典:八ツ三館公式サイト

マッサージチェアなどがあります。気分が安らぐ感じのクラシック音楽が流れておりまさにリラックスできそう。
お風呂上りに良さげです(夫は行ったが私は行っていない)。

お待ちかねの朝食!

起きたら、お待ちかねの朝食です!
朝食も、夕食時と同じ個室でいただきました。
定番の朴葉味噌をはじめ、とにかく白飯をたくさん食べてくれと言わんばかりの濃いめのおかずたち。大食漢だったら良かったのですが、小食女なので白飯をたくさん食べられないのが悲しい。
朴葉味噌が温まったら、その網で魚を温めるとおいしいですよ!と言われたのでやってみたら、とても美味しくいただけました。
朝食についても夫が記事にしました。こちらもあわせてどうぞ!

名残惜しいけれど、チェックアウト

チェックアウトです。予約時に料金をお支払いした気になっていましたが、現地決済でした。
夕食時に飲んだお酒代を除くと、2人で44,522円でした。
2食つきで1泊1人約2万2千円…と思うと、大変リーズナブルですね!
金曜日に泊まったのも、安く済んだ一因かも。

最後に記念写真を撮っていただきました。
駅までの送迎が必要か?などもあらためて確認してくださり、細やかなお気遣いがありがたかったです。

唯一気になった点:隣室の話し声やテレビの音が聞こえる

宿泊中に唯一気になったのが、壁が薄いのか?隣の部屋の話し声や、テレビと思しき音が聞こえた点です。
扉越しに、廊下での話し声が聞こえる…とか、足音などの振動音が聞こえる…というのはまあよくあります。しかし、隣の部屋の話し声が壁越しに聞こえてくるというのはなかなかない経験でした。
自分たちがテレビ等付けずに過ごしていたのもありますが、これは結構気になってしまいました。
単に、隣室のテレビの音が非常識な大きさだったとか、話し声が大きかったとか、そういう問題かもしれませんが。。

しかし、宿泊客が静かに過ごされる方ばかり(ご年配のご夫婦が多め)だったので、夜10時以降はあまり物音がしませんでした。
夜眠れるかだけが心配だったので、その点は良かったです。

まとめ:文句なしのお料理と細やかな接客…ぜひまた宿泊したい!

飛騨古川の老舗旅館「八ツ三館」での宿泊についてまとめました。
料亭旅館と銘打っているだけあって、特に夕食はどれも間違いないお味で、個室でゆっくり楽しむことができたのが良かったです。
川魚を食わず嫌いしていた私でしたが、初めて食べた子持ち鮎、美味しかった。

また、スタッフの皆さんの細やかな対応も好印象でした。
個室でのお食事は場合によっては緊張してしまいそうですが、皆さんどことなく親しみやすい態度で接してくださり、リラックスして食事に臨めました(我々が場慣れしていないことを察してくださったのか?)。

宿泊料金もリーズナブルだと感じました。我々が選んだのは、たしかスタンダードプラン(通常の会席)だったはずですが、名物の飛騨牛・鮎どちらも楽しめました。
もちろん課金すれば食事の内容をより豪華にすることもできますが、初めて宿泊するのであれば、食事の内容は基本のプランで十分かなーと思います。

ということで、八ツ三館さん、機会があればまたぜひ宿泊したいお宿の一つとなりました。
年を重ねたらまた訪れたいと思います。

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