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なぜフロアタイルなのか?
そもそもフロアタイルとは「塩ビ製のタイル」です。耐水性や耐薬品性に優れており、水回りに適しています。ちなみに塩ビは水道管などに使われており、すごーく耐久性のある素材です。
我々はフロアタイルを選んだ経緯としては、
- フローリング = 耐水性に不安あり
- クッションフロア = 機能的には問題ないが、安っぽい
- リノリウム = 天然素材から生まれた素材。質感はよいのだが、割引が効かずすごく高かった
- コルクタイル = 見た目が好きじゃなかった
- 本物の石のタイル = コスト的に絶対に無理…
- フロアタイル = 機能的に問題なし。見た目が割と良くて、コスト的にも安い!
みたいな感じです。
なお、水回りに適した素材ではありますが、LDKの床材として使っている例も見たことがあります。
フロアタイルのメーカー
メーカーはサンゲツや東リ、リリカラ、田島ルーフィングなど国内に数社あるようです。しかし、我々はサンゲツに絞って選びました。理由は、
- 最初にサンゲツのサンプルを見てそこそこおしゃれだと思った
- 他社を検討するほどの時間的な余裕がなかった
そんな感じです。他に魅力的な会社もあったのかもしれませんが、他にも決めることがたくさんありましたからね。
選ぶときのポイント
選ぶ際のポイントはこちら
- タイルの柄や凹凸
- 目地を模した切り込みがあるか?
- タイルのサイズ
- 髪の毛が目立つか?
それぞれについて解説していきます。
タイルの柄や凹凸
たとえば大理石調やモルタル調など様々な柄があります。
(もっといえば木目調などもあるのですが、割愛します)
サンプルを取り寄せてみると印刷の質や凹凸によって、質感が良いものもあれば、フェイク感が強いものもあります。
ですから、サンプルを取り寄せてみることはとても重要です。
目地を模した切り込みがあるか?
フロアタイルには目地を模した切り込みがあることがあります。↓の画像が参考になります。
一方で目地がないように見せるタイプもあります↓
これは私見ではありますが、
- 目地がある → カジュアル、外っぽいイメージ
- 目地がない → エレガント、清潔感があるイメージ
です。(一概には言えないとは思いますが…)
これを重視して我々はキッチン、トイレ、洗面所は目地がないタイプを希望しました。
タイルのサイズ
サンゲツの場合、タイルのサイズがいくつかあります。
- 標準:約45cm×45cm
- 大きい:約90cm×90cm
- 小さい:約30cm×30cm
などです。
たとえばトイレに使用するとき、大きなフロアタイルだと、タイル一つでほぼ完結して見た目的に微妙です。サンゲツの「シレオストーン」というタイルはとても素敵だったのですが、サイズが大きく、トイレに使うと一枚で終わってしまうことが原因で見送りました。
髪の毛が目立つか?
水回りに使用することが多いフロアタイル。「髪の毛が目立つかどうか?」気になる人にとっては重要なポイントです。
- 色が濃いほど目立ちにくい
- 色のムラがあるほど目立ちにくい
です。特にミディアムグレーで色ムラがあるタイルだと本当に髪の毛は目立ちません。サンプルを取り寄せて髪の毛を置いてみると良いでしょう。
とはいえ、我が家はこの項目はあまり重視しませんでした。色が薄いと確かに髪の毛は目立つのですが、それよりも空間の明るさを重視しようと思ったのです。
我々が取り寄せたサンプル
サンプルの取り寄せのときは↓の動画を参考にしました。
シレオストーン IS1006
914.4mm角のクセのない砂岩調のフロアタイルです。
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/IS1007/
落ち着いた雰囲気のタイル。色ムラもあってナチュラルかつ上品な印象です。凹凸もけっこうある。非常に気に入ったのですが、こちらは約90cm角の大判サイズしかなかったため採用を見送りました。キッチンなど大きな空間に使ってみると素敵かも。
レゴリス IS-1023
表面が荒れ、粉をふいたモルタルを再現したフロアタイル
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/IS1023/
モルタルに見えるかどうかはさておき、こちらもナチュラル系です。インスタグラムでよく見ました。
モルテストーン IS-1003-C
デザイン貼りのバリエーションが広がるベーシックな4配色×4サイズのストーンタイルです。
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/IS1003C/
なんとも味気ない紹介文ですが、激しめの色ムラと凹凸がリアルでいい感じです。我が家ではこれを玄関に採用しました。きっと汚れも目立ちにくい。我が家で採用しました(後述)
クオーツサイト IS1019
マットな質感とほどよい色変化で広い空間にも最適なストーンタイル
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/IS1019/
穏やかな波のような色変化が高級感あります。凹凸もほどよい。我が家で採用しました(後述)
クオーツサイト IS1018
色違い。こちらも上品ですが、クリーム色でより明るい印象に。我が家で採用しました(後述)
チェッポ IS-1017
大小さまざまな斑点模様が特徴の天然石チェッポをリアルに再現しました。
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/IS1017/
ネットの画像はとっても素敵だったんですが、実物を見るとイマイチでした。表面の凹凸がなく、柄も大袈裟で印刷の粗が目立ち、フェイク感を強く感じます。大判で見たら自然に見えるのかなあ。あとこのサンプルだけ異常に溶剤臭がしました。
コーストテラゾー IS1057
シンプルかつ洗練されたテラゾーをリアルに表現しました。
https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/IS1057/
こちらも「チェッポ」と同じく、フェイク感が強いです。ネット画像では素敵なんですけどね・・・。
(番外編)マティル MBE-139(田島ルーフィング)
リノベ会社がサンプルとして取り寄せたもの。こちらはサンゲツではなく田島ルーフィングのタイルです。陰影を凹凸ではなく印刷のみで表現しているため、フェイク感がとても強い。「リノベ会社に任せてはいけない」と強く思った瞬間でした。
結局選んだのは?
玄関:モルテストーン IS-1003-C
玄関はなんとなくモルタルっぽいイメージでミディアムグレーのタイル。
- 凹凸のある質感が好き
- 目地がある感じが玄関にも良いのではないかと思った
- あとは色ムラが強い柄で、汚れやゴミが目立ちにくいと思った
キッチン:クオーツサイト IS1019
キッチンにはクオーツサイトIS1019を選びました。
- エレガントで高級感のある見た目
- オークのフローリングと並べたときの色味の調和
- グラフテクトのキッチンがかなりダークな色味でかつモダンな感じなので、それに合わせた
というのが選んだ理由です。
洗面所・トイレ:クオーツサイト IS1018
洗面所・トイレもキッチンと同じクオーツサイトの色違いです。
- 狭い空間なので、明るい色にして広く感じられるようにと思った
- 明るい色のほうが清潔感がある
- 目地がないほうが清潔感がある
- 髪の毛が目立つデメリットは受け入れた
おわりに
フロアタイル選びはサンゲツだけでも選択肢がとても多く、色味をどうするか?って問題もあって非常に悩みました。リノベーションが終わりましたら実際の部屋の画像もアップしたいと思います。
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