この記事では我々が自動調理鍋を選んだときの選択基準、各機種の検討結果についてご紹介します。
私達の要望
少なくとも調理容量2Lは必要
毎週末作り置きをしていますので、自動調理鍋で作り置きを楽にしたいです。
1Lのタッパーで2つ作るときもありますので、少なくとも調理容量2L以上はほしいところです。
ちなみにメーカーによっては満水の容量を示していることもあるので要注意。重要なのは調理容量です。
お手入れが楽
お手入れが複雑だと使うのが億劫になるので楽であってほしいところです。具体的には
- 洗う部品の数
- 洗う部品の重さ(洗いやすさ)
が効いていくると思います。
蓋の開閉方式
家電量販店を回っていて思ったのですが、大きく分けて
- 蓋そのものを取り外す方式
- 炊飯器のように蓋が開く方式
があります。
蓋を取り外すのは面倒なので、後者が望ましいです。
ほったらかしが可能か?
自動調理鍋によっては、ほったらかし調理を前提としない機種(途中で開けて調味料を入れて・・・のような)もあるようです。
楽をしたいのが動機なので、「材料セット→スタート→完成」が望ましいです。
圧力は必要?
「圧力調理が必要か?」というのも悩むポイントです。
角煮やスペアリブなど長時間煮込む料理は圧力があると時短できるのですが、そこまで作らないような気もします。
数としては圧力調理の機種が多いですが、例えばホットクックは圧力調理不可です。
とりあえず我が家は圧力調理不要とします。
自動メニューの数は重視しない
マニュアルを見ていちいち作業するのは面倒です。どうせそんなに使わないです。
操作がシンプルであるほうが良いですね。
予約調理も(それほど)重視しない
前述としたように週末にする作り置き調理を楽にしたいだけなので予約調理はおそらく使いません。
そのため予約調理機能はなくても良いです。
低温調理はたまにしたいかも
作りおきとの相性は微妙ですが、たまの連休に低温調理などやってみる可能性はあり、低温調理機能がついていることが望ましいです。
今回検討する機種
- パナソニック 電気圧力鍋 SR-MP300
- アイリスオーヤマ PMPC-MA4
- t-fal クックフォーミーエクスプレス CY8511JP
- 象印 自動調理なべ EL-KA23
- シャープ ホットクック KN-HW24F
スペックまとめ
パナソニック SR-MP300-K
調理容量は2.0Lと今回検討する機種の中では微妙に少ないです。
温度調理は70、85℃で寂しい。
毎回洗うのは
- 内鍋
- ふた(→おもり、パッキン、ノズルキャップを取り外し)
- つゆ受け
のようです。
ふたが内蓋方式じゃないのはちょっと面倒です。
予約調理はメニュー限定ですができます。
t-fal クックフォーミーエクスプレス CY8511JP
温度設定がこれだけしかありません。低温調理は不可です。
消費電力が1200Wと大きく、より早く調理できるのが魅力です。
また、調理容量が4.5Lと非常に大きい点も魅力かと。大家族は重宝するかもしれません。
一方で本体が大きいのがデメリットでしょうね。
自動メニューを選んでから調理する方式。この機種は「ほったらかし感」がかなり少ないです。これはマイナス。
つまり、毎回洗うのは
- 内鍋
- 蒸気口、消音バルブ
- 水受け
- 金属ふた(→さらにパッキン、バルブカバー、ボールカバー、減圧ボールを外して洗う)
です。圧力鍋だけあってちょっと多いですね。でもフタそのものを取り外す必要がないのはGoodです。
予約調理機能はありますが、ナマモノは不可とのことで使いみちはあまりなさそうです。
シャープ ホットクック KN-HW24F
言わずと知れたホットクック。自動調理鍋のパイオニア的存在でしょうか。
「まぜ技ユニット」を使わなければ楽ちんでしょう。
低温調理も35-65℃までは1℃刻みで変更できてかゆいところに手が届きます。
また、ユーザーコミュニティが充実しているのもメリットと言えるでしょう。
公式レシピを作った感想や、ユーザーオリジナルのレシピを見ることができ、ホットクックを使いこなすヒントが見つかるかも。
https://jp.sharp/hotcook/community/
デメリットはやはり価格でしょうか。自動調理鍋の中では圧倒的に高いですね。型落ちで45000円というところ。
ぶっちゃけ買えたら欲しい機種ですが、やはり価格がネックかと。
アイリスオーヤマ PMPC-MA4
アイリスオーヤマの電気圧力鍋。実質17000円くらいで、かなり買いやすいお値段です。
4.0Lと謳っていますが、調理容量は2.6Lです。
温度調理は先に書いたとおり5℃間隔で設定できるので低温調理もできそうです。
こんなイメージ。
念の為、取説の画像はこちら↓
このでかくて重い蓋を毎回洗うというのは一体どうなのでしょう?
ちょっと大変そうです。だいたいこの電気圧力鍋は容量に対して大きめですからね。
レシピは以下からご覧になれます↓
他の機種も同様ですが、完全にほったらかしじゃないものが多いです。これはマイナスかも。
例えば、鶏肉のトマト煮。事前にアスパラを茹でておく、圧力調理したあとに、アスパラを加え、手動モードでひと煮立ちさせるなど面倒くさいです。別にアスパラを入れなければいいんですけど、そういうこと考えるのが既に面倒くさいかも。
象印「自動調理なべ EL-KA23」
おしゃれ家電です。ぶっちゃけホットクックはデザインださいですから利点ですね。
温度調理
このページが一番わかりやすいと思いますが、温度調理は100-40℃の範囲で10℃刻み、パックを使うパック調理は90-60℃の範囲で10℃刻みです。
うーん、もっと細かいほうがよいですね。特に近年人気の低温調理は55-65℃で微調整することが多そうなのでその範囲で60℃しか選択できないのはいかがなものかと。
気になるお手入れは、
長い(笑)
普段のお手入れは
- なべ
- 内ぶた
- つゆ受け
の3つを洗えば良さそうですね。圧力鍋でないので楽ちんですね。
レシピブックはこちら↓
レシピブックには多数のレシピが記載されていますが、手動以外のコースとしては
- カレー/シチュー
- スープ
- 煮物
- 米調理
のみです。
自動レシピがたくさん登録されていても全然使わない未来が見えるので、このくらいシンプルな方が個人的には好きですね。
レシピブックを見たところ、基本的にはほったらかし調理で良さそうです。
パック調理ができるのもポイント。サラダチキンを作るのに良さそうです。
目立つデメリットも無い反面、目立つメリットも無いという感じ。
最終的に我が家が選んだのは?
我が家は結局象印「自動調理なべ EL-KA23」を選びました。
- お手入れが楽
- 高すぎない価格
- ほったらかしのレシピが多い
- 象印ブランドの安心感
- 見た目がややおしゃれ
が選んだ理由でした。
いやー今回も選ぶの大変でした。もっと家電を選ぶのが楽になったら良いのですけど。
コメント