2022年4月。大ファンであるワールドスタンダードのライブ「理想郷」に行ってきました。妻は興味ないとのことで私だけ。
ワールド・スタンダードとは?
ワールドスタンダードは鈴木惣一朗さんのソロユニット。どんな音楽かを説明するのはとても難しい。
ライブの文言を借りると、
アシッド&トラディショナル・フォーク、南米音楽、トーチ・ソング、ミニマル、サイケデリア、室内楽から民族音楽まで吸収した音楽性がジャンルと世代を超えて支持される
https://www-shibuya.jp/sp/schedule/014352.php
てな音楽性らしいのですが、たぶんわからないと思うので、YouTubeの動画でも見てください。
私なりに表現を絞り出すと「ひとりでじっくり聴きたい音楽」です。大学生の頃に知ってからずいぶんと聴いてきました。
ライブ会場など
細野さんからお花。
会場は渋谷の「WWW」。椅子を置いて全員座り。客は60人くらいでしょうか。
前回のライブは10年ほど前だったかな。「みんなおやすみ」のライブをいくつかやってた。私も高田馬場に聴きに行った記憶がありますが、東日本大震災から間もない頃だったからか、席は閑散としていましたねえ。
その後もソギーチェリオスやプロデュースしたアーティストのライブには色々出られてましたので、何度かお見かけはしてました。(そういえば「すきすきすいっち」なんてのもありましたね)
今回も当日券が出たようで満員御礼とはならなかったのかもしれませんが、8,9割は埋まっていた印象。ここに来る人ってどんな人なんだろ。コミュ障で話しかけたりできないからいつもわからない。
ライブの特典CD「Arcadia」。これ、結構なコストがかかったのでは?22分の音源。
『色彩音楽』と『エデン』の未収録ヴァージョンや未発表音源を素材に再構築/ダビングを施し、このライヴのためだけに制作されたアルバム
https://www-shibuya.jp/schedule/014352.php
とのことです。嬉しい。
ライブの感想
ライブは忖度なしに最高に良かったです。自分が行った今までのライブで一番感動したかも知れません。なんというか、サウンドの完成度がすごい。間違いなくワールド・スタンダードにしかできない音楽。
惣一朗さんのボーカルはやや頼りないんだけど、それを補って余りあるサウンド。
編成は7人。
- 歌、クラシック・ギター 鈴木惣一朗
- 歌、アコーディオン 松本従子
- シンセサイザー、サウンド・エフェクト 山本哲也
- バンジョー、マンドリン、ペダル・スティール・ギター 安宅浩司
- サックス、フルート、クラリネット 武嶋聡
- チェロ 白佐武史
- コントラバス ガリバー鈴木
安宅さんは中村まりさんのライブとか色々なところでお見かけしますね。ガリバー鈴木さんは伊賀航さんがスケジュールNGだったため紹介された方だそう。
MCは通常運転な感じで、ユーモアを交えたトーク。安宅くんとは生活しててよく会うよね、とか、医者に更年期なんですと相談したらそれは老化ですって言われた話とか。
曲は主に「EDEN」から、あとは「色彩音楽」「みんなおやすみ」などから。アンコールの曲は細野さん作曲の「stella」。
こういうライブに行けるのって首都圏に住んでるからだよなあ。ああ、田舎から出てきて良かった。そう思いました。
(P.S.)その1
クワイエット・コーナーが選曲したCDが出たそうです。
(P.S.)その2
なんとライブ・アルバムが出るそうです。録音芸術がやりたいでお馴染みのワールドスタンダードからまさかライブ・アルバムが出るとは。これは嬉しい誤算。早速注文しちゃいました。
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