高山「料亭 洲さき」でディナー。

岐阜、飛騨高山で最高のミシュラン二つ星の評価を受けた料亭です。
創業1794年と超老舗。
高山駅から徒歩15分程度で趣ある古い町並みの中にあります。

初の料亭ということでやや緊張していきました。

個室に通される。さすがに6畳くらいの割と広めな個室です。

漆塗りに畳のテーブル。これは雑に扱えない。
思い描いていた料亭感。




接客の物腰が上品すぎて緊張してしまいますが、存外フランクに接しても問題なさそうです。

今回我々はスタンダードらしき「宗和流本膳崩」をオーダー。
吸い物。味噌汁の中にれんこんをすりおろして揚げたものが入っています。これがうまい。

白和え。抹茶の生麩?ときゅうりの真ん中と、大根と揚げ麩。混ぜて白和えにしていただきます。
手が込んでて色んな味がして美味しいです。特に抹茶が良い仕事をしていました。

飛騨牛しぐれ煮。これはまあ普通かな。この辺の料理屋は飛騨牛をどこかで入れないといけないのが大変。

飛竜頭と湯葉。飛竜頭が出汁を含んでホロリと崩れて美味しい。

イクラをサッと出汁に通したもの。ゆずが効いたさわやかさに出汁で塩気も濃くなくイクラの濃厚さを存分に味わいます。

味女の姿煮と栗きんとん。さつまいもの裏にはナツメを甘く煮たもの。




続いて落鮎の塩焼き。子持ち鮎のことですね。頭から尻尾までいただきます。
昨日の八ツ三館でも食べましたが、こちらのほうが卵がホロリとなる点で美味しく感じました。添えてあるのはマタタビの酢漬け。

季節煮。お吸い物ですね。松茸が本当に良い香り。幸せ。

アマゴを紫蘇で包んで天ぷらに。身が超フワッとしてたまりません。
シイタケに芥子の実をまぶして揚げたのも良いアクセント。揚げたクルミはただのクルミでした。

柿の入った酢の物でさっぱりと。

汁はお吸い物。ねっとりした中にキビのプチプチが入っていて面白い。

お上品なおひつ。

水物は梨とメロン。

ところでこのお箸はイチイという木の箸で持ち帰って良いとのこと。粋なお土産。素晴らしい。

お会計は日本酒とノンアルコールビール一本ずつ頼んで ひとり14000円程度でした。

料理全体としても高水準で満足。個室でゆったりサービスを受けられてこの価格はなかなかお安いんじゃないでしょうか。

難点というわけではないですが、記憶に激しく残る料理はなかったかなあ。

とはいえ全体としては満足したので非常におすすめです。

来てよかった。




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