こんにちは、タコマです。
今回は私の革靴、RENDO「GB001」についてレビューしていきたいと思います。
RENDOにした理由
私が履いてきたRENDOのGB001。3年ほど前に浅草のお店で購入したものです。
ちなみにオーダー品ではなく、浅草のお店に置いてあった既製品を購入しました。
色はブラウン。サイズは25.0cmで、私の足長の実寸と同じでした。
RENDOを知ったのはAll Aboutの飯野さんの記事です。
- 日本人の足に合わせて作っていること
- 品質が高い割に価格がお手頃なこと
- アフターケアがしっかりしていること
これがRENDOを選んだ理由でした。
代表の吉見さんに足のサイズを測っていただいて25.0で良いと思います、みたいな感じでサイズ選びは楽ちんでしたね。
価格
価格は2018年に値上げした後で、5万円ちょっとでした。
革をオーダーして作ってもらうと7万円代になりまして、当時の私の財政感覚としては革靴に7万円はちょっと出せなかったのですね。
今だったらオーダーしていると思いますが。
(追記)
2022年6月に値上げが行われ、既成品で6万円弱、オーダーで8万円程度になりました。
革
革は国産キップということですが、あまり肌理が細かくないからか磨いてもあまり光りません。
色も履いていてもそれほど変わりませんでしたね。
少し光らせたいことと、色を濃くしたいという思いでクレム1925のダークブランでお手入れしていて、多少光るようになりましたが、色は変わりません。部分的に色が濃くなったりするので止めたほうがいいです。
ちなみにお手入れは2~3ヶ月に一度くらい、革がちょっと乾いたかな、というタイミングでしています。ワックスはなし。
ところで現在のサイトは国産カーフとなっていますが、以前は国産キップだったような。
今は若干革がグレードアップしたのかな。悔しい(笑)
ライニングも牛革です。経年変化で美しい飴色に。
デザイン
デザイン的にはGolfやシャンボードみたいな丸みのあるカジュアルなUチップです。
チノパンやデニムと合わせやすく、カジュアルな場面で履きやすいですね。
ジャケパンもドンピシャとは言えないものの、行けるでしょう。
革のミッドソールを挟んだダブルソール仕様です。分厚いですね~。
このソールがボリューム感を出してくれます。
個人的な好みですが、このボリューム感のある感じはすごく好きです。
嫌らしさを出さずにコーティネートを引き締めてくれますよね。
私は普段の生活でジャケパンする必要はほぼ無いのですが、ちょっと上品な格好をしたいときはよくありまして、そんなときに活躍してくれるのですごく重宝しています。てか、この写真見るとけっこう光ってるな。
履き心地
履く頻度は週に0~1回という感じで、休日に履いてきました。
時期によりスニーカーばかり履いていたこともありましたが、最近は週1で履くように心がけています。
始めは硬かった革も今となってはすっかり柔らかくなりました。
履き心地としては、他の革靴に比べるとすごく足にフィットしているな、という印象です。
他の革靴はビジネス用にREGALや、カジュアルではParabootsも持っていますけど、それらと比べて全体的に足と靴の間にムダな隙間が無いといいますか、フィット感がすごいです。日本人向けによく考えられているということなんでしょうね。
インソールにクッションは使われておらず、アウトソールのリッジウェイも硬いです。これまで履いてきたREGALの革靴は踵にクッションが入っていたり、あるいは最近買ったnakamuraの靴はスポンジソールだったからか、着地時の踵の衝撃が硬くて衝撃を感じますね。本格的な革靴には多いのかもしれませんが。とはいえ歩き方の問題で踵で思い切り着地しないようにすれば問題なしです。
ただ、割とタイト気味であり、一日中履いてむくんでくると小指の部分が靴に当たって痛くなることがあり、浅草のお店に相談しました。
足が靴の中で前に行きがちになっているということで、フェルトのタンパッドを貼っていただきました。
私の足は甲が低いらしいです。
タンパッドに加えて、靴紐の足先側を履くときにかなりキツめに締めることで快適に歩けることを発見し、以降は快適に履いています。底の返りもフニャフニャになり、今や硬さもそれほど感じません。つまるところ、履き心地は良いです。
シューツリー
シューツリーは以下のMサイズを使ってます。私の25.0cmにはよくフィットしています。
公式サイトでもシューツリーを売っています。
靴下問題
小指が当たる問題があったので、一時期ビジネス用みたいな薄い靴下でよく履いていました。
ただ、薄い靴下は履き心地が緩めになってしまうので、今は中くらいの厚さの靴下で履いています。
ソール
アウトソールはリッジウェイソール。
そんなに減ってなくてまだ踵交換すらしていません。
音鳴り問題(解決済み)
いつからか、歩くたびに「キュッ、キュッ」と幼児用の靴のような音がはっきりと鳴るようになってしまいました。
特に履き始めがひどくて、時間が立つとマシになってくるんですけど、ちょっと恥ずかしいです。
ネットで調べると「音鳴り」という現象らしいです。
ソールの接着面の剥がれから鳴る場合が多いらしいのですが、実際問題どこから音が鳴っているのかはわかりません。
これもお店に相談しなきゃなあと思っています。
(追記)
浅草のお店に行って相談したところ、私が買った頃(2018頃?)のGBで音鳴りの問題が複数発生しているとのこと。中材のコルクの接着がずれて音が鳴っているとのことで、底をとってコルクを接着し直す修理を無償で行っていただけるとのことでした。3,4年前の靴なんていくらでも誤魔化せそうですけど、メーカー責任として無償で修理してくれるのは誠実さを感じます。さすが。
(追記2)
その後、RENDOからGBが帰ってきました。なんと完全にオールソール交換をしてもらったみたいで、新品のソールになりました。もちろん音鳴り問題は解決しました!
耐久性
製法はグッドイヤーウェルト製法で、実際3年経った時点でも耐久性には全く問題なしです。
一応変化としては、いわゆる「モカ割れ」は比較的すぐ起きました。
あとは踵の内側がたまに擦れているのか退色して赤っぽくなってますね。
それ以外は特になし。
このまま履けば20年くらいは履けるんじゃないかしら。
おわりに
総合しますと、非常に良い買い物ではないでしょうか。
カジュアルな格好に合わせる革靴として非常におすすめです。
特に履き心地の面であったり、サイジングもちゃんと見てもらえるところとか、素晴らしいと思います。
最後に、もし自分が買い直すとしたら、間違いなくカスタムオーダーで革を選びますね。
やはり革質が良いとテンション上がりますし、最近はカンサビルという面白そうな革も選べるみたいですし。
それに20年くらい使えることを考えると2-3万円程度のアップチャージは全然高くないんですよね。
というわけで皆様の参考になれば幸いです。それでは。
ちなみに妻がレディースサイズをオーダーしたのでそちらも良ければご覧ください↓
(ちなみにまだ全然履き込めていない・・・)
よく光ると評判のクレム1925をどうぞ~↓
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