我が家のキッチンについてご紹介する記事です。
ルームツアー記事はこちら
キッチンのプランニング(本当に大変だった!)
もともとの配置はというと、
リビングダイニングを向いたカウンターキッチンでした。
前の住人は背面に冷蔵庫や食器棚を置かれていまして、やや窮屈な印象でした。
同じ視点からの画像がこちら↓
90°回転、そして上側をオープンにすることで開放的な印象になりました。
LDKの全体図はこちら。キッチンとダイニングを横並びにすることにより、キッチンへのアクセスが非常に良くなり、とても快適に過ごせます。
キッチンはグラフテクトの「デュエ」、いわゆるⅡ型キッチンです。シンク側1850mm、コンロ側1650mmで選択できる中では最小の寸法です。
実はこの形を採用するには一苦労ありました。
通常キッチンの給水および排水は「PS」(パイプスペース)に接続するのですね。ところが今回のような二型キッチンはPSに接続できません。
注)二重床のリノベだったら床下を通して問題なくできます。我が家は直床でリノベしたためPSに接続できないのです。
そこでこんな感じにしました↓
図面で書くとこんな感じ↓
壁をふかしてコの字を描くように排水経路をとるようにしました。キッチンスペースは狭くなりますが、壁側をコンロにしたほうが油はねの懸念が解消されてよいのです。
注)「シンクは水ハネが!」と思う方もいらっしゃると思いますが、後述するように泡沫吐水の水栓を選べばキッチンを超える水ハネはほぼ起きません。
ここまでのキッチンのプランニングは本当に大変だった記憶がありますね。
よければキッチン選びの記事も見てください
選んだオプション
天板および引き出しの面材は「メルクリオ」です。錆びた鉄を表現したものらしいです。コンクリートを表現した「ベトングレー」とも迷いましたが、「メルクリオ」の表面には凹凸があり、その質感がとても高級感があったので選びました。
事前の想定よりもかなりダーク色を選ぶことになったのですが、他の部分は明るめなので、それほど全体として重くはなっていないと思います。
水栓はグローエ。憧れのグースネックを選べて満足しています。浄水機能つきでシンクの下にカートリッジがあります。
浄水機能は微妙で、なぜかというと、カートリッジが離れているので最初は水道水が出るんですね。だからいきなりコップに浄水を入れようと思うと、最初のほうを捨てないといけない。これは面倒くさいポイントです。リノベ会社に浄水の専用水栓をつけてもらったら良かったかも。(保証はなくなるけどできるらしい)
シンクは直線的で美しい。よく言われる「水ハネの問題」は確かにありますが、泡沫吐水の水栓を選んでいるので、それほどではありません。
「食べ物のカスがなかなか排水口に入らない問題」のほうが厄介かもしれません。とはいえ、慣れてしまえばそれほど気になるものではありません。
あとは、排水溝のところの溝。これは溝がない方がよかったなあ。将来汚れが溜まらないとよいのですけれど。
TOWERシリーズのゴミ袋ホルダーに食パン袋を被せて使ってます。防臭力がすばらしく、匂いにくいです。
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コンロはIHのデフォルトの選択肢です。まーシルバー塗装が安っぽいです。が、ここは価格的にも妥協ポイントかなと。IHコンロは初めてでしたが、素晴らしいですね。
慣れれば料理もしすいし、何よりお手入れが楽。あとは火を使わないので安全性が高く、鍋のそばにお皿を置くことも全く問題ありません。個人的にはもうガスには戻れません。
レンジフードはグラフテクトオリジナル。かっこいい。停電したあとに時計がリセットされるのが地味なデメリット。
コンロの横にコンセントを設置してもらいました。ブレンダーを使うときなんかに便利です。
コンロの通気孔にはステンレスのカバーを。さびにくいSUS304でできたしっかりした作りのカバー。少し高いですが、安心感がありますよ。
そうそう、グラフテクト公式ではないのですが、ツールバーをつけてもらってます。サンワカンパニーのTuboというシリーズです。
キッチンパネルはグラフテクト公式です。見た目はいたって普通ですが、お手入れが楽で快適この上ないです。
シンク下はゴミ箱などを置きたかったので、オープンにしました。資源ごみ系や米を置いています。引き出しにすることもできたのですが、ゴミ箱を置くスペースが不足していたので、オープンがいいかなと。あと、浄水カートリッジの交換が楽です。
一応、公式のタオルバーがあるのですが、こちらはとても貧弱。
そこでツールバーと同じ製品をタオルバーとしても使っています。
食洗機はボッシュ。デフォルトの国産浅型から+20万円くらいの高額オプションですが、国産深型とほぼ価格差がなく、「それなら…」とボッシュを選択。洗浄力は期待したほどではなかったのですが、とにかく容量が大きく、大抵のものは入るのが嬉しい。
それまで置き型の食洗機を使っていたので、位置が低いと腰に負担がかかるのではと思っていましたが、片手を天板に置いてから食器を入れていくのでそれほど大変ではありませんでした。でも作業性でいったら置き型だよなあ、とは思います。
ちなみにボッシュの食洗機、交換費用が30-40万円位かかるらしいですよ。10年後に30万円。やばすぎ。
注)置き型なら7万円くらいで買えたと思いますが、排水のホースがシンクに垂れてるのがカッコ悪い…と思ってやめました。
収納
コンロ側の引き出しに食器を収納しています。
収納はこのようになっています。
包丁ゾーン。スペースがすごく無駄に感じます。縦にするとかもっと良いやり方あるよね?あと、その他のスペースはどう使えばいいの?
排水溝ネットと、生ゴミ用の食パン袋。
食洗機の洗剤や泡ハイターです。
鍋、フライパンはこんな感じ。ティファールは取っ手が取れるから優秀ですね。鍋をもう少し欲しいのですが、できるかな?
キッチン家電はダイニングの後ろの無印のユニットシェルフに収納です。電子レンジ、炊飯器、オーブントースターに自動調理鍋、電気ケトルです。
専用回線を3つ引いてもらって、電子レンジ、トースター、電気ケトルを同時に使っても大丈夫なようにしました。我が家では普通に同時使用があるんですよね。
その他ユニットシェルフにはボウルやタッパー、カトラリー、その他消耗品を収納しています。
ワゴンも欠かせない存在です。炊いたご飯を冷凍用にラップするときの作業台だったり自動調理鍋からタッパーに移す際に使用しています。無印良品のPPワゴンを使っていますが、さすがにもうちょっと中身を隠したい気もする笑。今後スタイリッシュなワゴンを探そうっと。
後悔したところ
基本的にはとても満足していますが、後悔もあります。
1.収納が少ない
やはり食器棚セットをつけていない&最小寸法なので収納はちょっと少ないですね。本当ならもっといろんな食器が欲しいのですが、難しいかなあと。
2.浄水専用栓が欲しかった
これは本文中に書いた通り
おわりに
キッチンのリノベは相当こだわっただけあって、とても満足行くものになりました。皆様の参考になれば幸いです。
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