こんにちは、タコマです。
かつて天然染め(草木染)のタオルが無印良品にあったのをご存知でしょうか?
「ガイアの夜明け」で放送
天然染めタオルの開発過程は、2012年のガイアの夜明けで放送されたんですね。
天然染めのタオルを作る動機としてはやはり通常のタオルを染めることの環境負荷。
タオルに限らず、布を染めるというのはすごい量の排水を生み出すらしいのですね。
しかし、天然染めは色落ちしやすいという問題点があり、そこでカンボジアに向かって教えを乞います。
結果として、無印良品は家具の端材などで染めたタオルを発売するに至りました。
以下はプレスリリースの画像です。優しい色ですよね。
実際に発売されたタオルは
発売されたタオルを見ると、ベージュ系の色味しかなかったんですね。
薄いベージュ、濃いベージュ、赤みが強いベージュ、みたいな感じで。
ちなみに材料はウォールナットなど家具の端材か、バラの茎など自然のものだったと記憶しています。
染めている材料は色々あるのですけど、最終的な色味は同じようなもので。
価格は普通のタオルよりも少しだけ高かったと記憶していますが、番組を見てすごく物欲が湧いていたので50×100cmのコンパクトバスタオル1200円を2枚色違いで買いました。
あっという間に廃番
微妙に高かったからか、あるいは色味が単調すぎたからかはわかりませんが、恐らく1年ももたずに廃番になってしまいました。
テレビで特集されるくらいの肝いりの商品だったと思うので残念ですね。
すごく色落ちする
これが我が家にある天然染めタオルです。
購入から7~8年くらいは使っていますが、未だ現役です。
(独身なのにバスタオルたくさん持っていたから週一くらいのペースだったでしょうか)
ただ、見てほしいのですけど、縫い糸との色の違い。
これってもともとはタオルと縫い糸が同じ色だったはずなのです。
しかし、度重なる洗濯で色落ちしてしまって、ここまで色の差が出てしまった。
そもそもこの2枚のタオルはもともと色が全然違ったのです。画像上部のタオルはより色が濃かった。
それが今となっては全く同じ色になってしまいました。
限りなく白に近いベージュって感じです。
コストをかけないために染め方が甘くなってしまったのか、天然染めの限界なのか。
もしかしてこの色落ちが廃番の理由だったのかしら。
今後天然染め復活はある?
一応今もFound MUJIで天然染めは一部あるという感じではありますが、通常ラインにはなかなか無いといったところ。
また、ここ数年無印は値下げ路線を継続しているので、コストがかかる天然染めは採用されにくいかもしれません。
一方で2012年時よりも環境意識が高まり、SDGsが声高に叫ばれているのも確か。
天然染めが求められてくる時代ではあると思います。
そんなことを色落ちしたタオルを見るたびに思うのでした。
屋久杉で染めたフェイスタオルをどうぞ~↓
緑茶で染めたバスタオルをどうぞ~↓
|
参考リンク
コメント